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CBT試験のカンニングとは?効果的な防止方法を紹介

CBT試験は、通常の紙で行われる試験に比べてカンニングが起こりやすいといわれています。

パソコンを使用するため、インターネットや外部アプリケーションに簡単にアクセスしやすいことがその主な理由です。

カンニングを防止するためには、それぞれのカンニング方法に合った対策が重要になります。

試験担当者のなかには、「CBT試験の実施を検討している」「CBT試験のカンニング対策について知っておきたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、CBT試験のカンニングについて詳しく解説します。


目次[非表示]

  1. CBT試験とは
  2. CBT試験で行われるカンニング
    1. ①なりすまし・替え玉
    2. ②カンニングペーパー・メモ
    3. ③スマートフォン
    4. ④他者の回答を覗き見
    5. ⑤周囲の人に教えてもらう
  3. CBT試験のカンニング防止方法
    1. ①本人確認の徹底
    2. ②監視カメラ・試験監督による監視
    3. ③AI・システムによる監視
  4. まとめ

CBT試験とは

CBTとは「Computer Based Testing」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。CBT試験は従来の試験とは異なり、受験申込から試験実施、合否通知まで、すべての工程をパソコンで行います。 

CBT試験にはテストセンター型と自宅型の2種類があり、特にカンニングが起こりやすいと言われているのが”自宅型”のCBT試験です。

テストセンター型と自宅型のどちらもパソコンを活用した試験方式ですが、試験を実施する場所が異なります。テストセンター型は決められた試験会場に設置されているパソコンを使用し、試験会場で試験を実施します。それに対し、自宅型は受験者本人のパソコンを使用し、自宅で試験を実施します。

CBT試験で行われるカンニング

CBT試験では、これまでさまざまなカンニング方法が確認されています。

代表的なカンニング方法を事前に把握しておくことで、自社で試験を行う際の不正防止対策を実施しましょう。

ここでは、CBT試験で行われるカンニングについて解説します。

①なりすまし・替え玉

なりすまし・替え玉とは、受験する人物に第三者がなりすまして、代わりに試験を受けるカンニング方法です。

CBT試験で起こりやすいカンニング方法の一つであり、本人確認が容易ではないことが要因の一つとして挙げられます。

紙で行う試験とは異なり、CBT試験はカメラで本人確認が行われることもあるため、不正に気付きにくい場合があります。

②カンニングペーパー・メモ

試験の答えを紙やメモに書き込み、カンニングペーパーを作成して試験会場に持ち込むカンニング方法です。

持ち込む方法は、衣服の袖の中や筆箱の中、靴の中など多岐にわたります。

CBT試験に限らず、紙で行う通常の試験でも同様に起こりやすいカンニングの一つであるため、注意が必要です。

試験開始前に持ち物の確認が行われますが、持ち込みが許可されている身分証に回答を書き込んでいる場合もあるため、監視体制の構築が重要になります。

③スマートフォン

スマートフォンを持ち込み、インターネットや外部との連絡で答えを得るカンニング方法です。

主に上着やズボンのポケットに隠している場合が多く、寒い季節は袖の中に隠されていることもあります。

また、珍しい例ですが、靴の中にスマートフォンを隠していたという事例も確認されています。監視カメラや試験監督の死角において使用されるため、気づかれにくいことが特徴です。

試験会場にスマートフォンの持ち込みは基本的に許されていません。試験開始前にしっかり持ち物の確認を行うことが大切です。

④他者の回答を覗き見

他者の回答を覗いて答えを得るカンニング方法です。

最も典型的かつ多いカンニング方法であり、CBT試験だけではなく、通常の紙で行われる試験でも多く見受けられます。

試験を実施する際は、受験生の不自然な視線や動きに注意することが大切です。

⑤周囲の人に教えてもらう

他の受験者に答えを教えてもらうカンニング方法です。

お互いを知っている受験者が集まる試験で起こりやすく、学校や社内試験で発生する可能性があります。

主流のカンニング方法ではありませんが、どんな試験でも起こり得るため、監視の目を途切れさせないことが重要です。


CBT試験のカンニング防止方法

さまざまなカンニングが起きる可能性があるCBT試験ですが、対策することで不正を最小限に抑えられます。

試験を実施する前にカンニング防止方法を把握しておけば、不正を見つけやすくなるはずです。ここでは、CBT試験のカンニング防止方法を紹介します。

①本人確認の徹底

試験前に実施できるカンニング対策として、本人確認があります。

試験申し込み時に身分証の提出を義務付け、試験当日に同じ身分証を持参してもらうことで本人確認ができます。

これはなりすましや替え玉の防止にもなり、効果的なカンニング対策の一つです。

試験官による目視に加え、近年ではAIによる顔認証などを利用する場合があり、本人確認の精度が上がっています。

②監視カメラ・試験監督による監視

最も一般的かつ確実なカンニング対策である監視カメラや試験監督による監視は、カンニング防止に効果的です。

受験者のパソコンや周囲にカメラを設置して、試験監督がリアルタイムで監視することで、不自然な動きや目線に気付くことができます。

試験中の映像を録画して試験後に確認する方法もあり、より細かい分析が可能です。

③AI・システムによる監視

受験者が使うパソコンに、カンニングを防止するソフトやAIをあらかじめ導入することで防止できる可能性があります。

ソフトの機能としては、周囲と連携が取れないように問題をシャッフルするシステムや、アプリケーションの使用を制限するものがあります。

周囲の受験者の回答を覗き見たり連絡を取ったりしたとしてもそれぞれ問題が異なっており、正しい答えが得られないため防止効果が期待できます。


まとめ

この記事では、CBT試験におけるカンニングについて以下の内容で解説しました。

  • CBT試験で行われるカンニング
  • CBT試験のカンニング防止方法

CBT試験は紙で行う試験と同様に、さまざまな方法でカンニングが行われています。

また、CBT試験はパソコンを使う性質上、外部との連絡やインターネット検索が可能であり、カンニングが発生しやすい試験です。

カンニングを防止するためには、厳正な監視体制が必要不可欠であり、受験者の動きや目線に常に注意する必要があります。

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