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試験監督を派遣で雇う際に気をつけることを5つ紹介

試験監督は、適切な試験運営に欠かせません。

しかし、自社で試験を実施する場合、人材やリソース不足により試験監督を確保できないことがあります。

試験監督を派遣で雇うことで、こういった問題を解消できる可能性があります。

試験担当者のなかには、「試験監督を派遣で採用したい」「雇う時の注意点を知っておきたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、試験監督を派遣で雇う際に気をつけるべきことを紹介します。


目次[非表示]

  1. 試験監督を派遣で雇う際に気をつけること
    1. ①契約にない残業
    2. ②契約にない仕事
    3. ③日雇い
    4. ④事前面接
    5. ⑤無理な勤務時間の変更
  2. 派遣スタッフとトラブルにならないためのコツ
    1. ①正規職員と区別しない
    2. ②業務内容を事前に明確にしておく
  3. まとめ


試験監督を派遣で雇う際に気をつけること

派遣スタッフにはさまざまな制約があるため、試験監督として雇う場合は注意が必要です。ここでは、気をつけるべきことを5つ紹介します。

①契約にない残業

試験監督を派遣で雇う際は、契約時にあらかじめ業務の範囲を定めなければなりません。

契約内容に残業はないと明記している場合や残業に関する記載がない場合は、派遣スタッフに残業をさせることはできません。 

また、サービス残業も同様であり、派遣スタッフには断る権利があります。残業が発生することをあらかじめ把握している場合は、契約時に明記しておくことが重要です。

契約内容に含める場合は、1日8時間、一週間で40時間以内に収める必要があります。これは労働基準法で定められている法定労働時間であるため、遵守しなければいけません。

②契約にない仕事

派遣会社と契約する際は、事前に業務内容の取り決めが行われます。原則、契約に明記されていない業務を派遣スタッフに行ってもらうことはできません。

書類のコピーや資材の移動などの雑用は記載されない場合が多いため、派遣スタッフとトラブルが発生することも少なくありません。

派遣スタッフは明記されていない業務については断る権利があり、無理にしてもらおうとすると契約違反になる可能性があります。

そのため、試験監督の仕事に付随する可能性がある業務は、あらかじめ記載しておくことが大切です。

③日雇い

日雇い労働者の雇用が不安定になっていることから、日雇いでの派遣は、労働者派遣法で原則禁止されています。

基本的に30日以内の仕事に従事させることはできませんが、例外もあります。日雇いでの派遣が認められる条件は以下の通りです。

  • 60歳以上の労働者
  • 雇用保険の適用を受けない学生
  • 副業として従事する者(生業収入が500万円以下の者に限る)
  • 主たる生計者以外の者(世帯収入が500万円以上の者に限る)

④事前面接

派遣スタッフの事前面接や履歴書の提出は、労働者派遣法により原則求めることができないと定められています。

労働者を選定するという行為は禁止事項にあたりますが、顔合わせや事業所訪問という名目であれば事前に面談することは可能です。

これは業務に関するミスマッチを防止するための措置であり、派遣スタッフを特定・選別する行為にはあたりません。

派遣スタッフによる訪問があった際は、スキルや能力に関する質問に留めておくことが大切です。

年齢や出身地、学歴などの個人情報に関する質問は、特定・選別行為にあたる可能性があります。

万が一、事前面接を行った場合は契約違反になるだけではなく、行政指導の対象になる場合もあるため注意が必要です。

⑤無理な勤務時間の変更

勤務内容や期間と同様に、勤務時間も契約時にあらかじめ明記することが一般的です。

契約書に明記していない場合は、派遣会社と派遣スタッフの同意がなければ勤務時間を変更することはできません。

勤務時間の変更を希望する場合は、派遣会社および派遣スタッフと協議をする必要があり、三者間で同意を得る必要があります。

派遣スタッフが自身の都合に合わないと判断した場合は、断ることも可能です。

強引な時間変更は契約違反になる可能性があるため、契約前にしっかり検討する必要があります。


派遣スタッフとトラブルにならないためのコツ

派遣スタッフを受け入れる際は、最大限能力を発揮できる環境作りを心がけることが大切です。

ここでは、派遣スタッフとトラブルにならないためのコツを紹介します。

①正規職員と区別しない

試験を適切に実施するためには、スタッフとの連携が必要不可欠です。

派遣スタッフだからと区別をしてしまっては、モチベーションの低下や連携不足につながります。

理由がない差別や区別はトラブルにつながるケースもあるため、正規の職員と同様に派遣スタッフを迎え入れることが大切です。

②業務内容を事前に明確にしておく

契約内容に含まれない業務を、派遣スタッフにしてもらうことはできません。

試験運営をスムーズに進めるためには業務内容や方針の確認は必要不可欠であるため、業務開始前に行っておくことが大切です。

事前に業務内容を明確にしておくことで、開始後に認識の相違やトラブルを防止できます。


まとめ

この記事では、試験監督を派遣で雇う際について以下の内容で解説しました。

  • 試験監督を派遣で雇う時に気をつけること
  • 派遣スタッフとトラブルにならないためのコツ

試験運営に必要不可欠な試験監督は、派遣スタッフに任せることができます。しかし、派遣スタッフは直接雇用しているわけではないため、さまざまな制約が存在します。

契約内容を守り、派遣スタッフが働きやすいように配慮することでスムーズな試験運営を実現できるはずです。

トライ・アットリソース』では、人材の派遣から試験運営まで、試験に関するあらゆる業務をサポートします。

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