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【研修】社員研修とは?種類と効果について解説①

社員研修はさまざまな企業で行われており、新入社員から管理職社員まで幅広い人が受けています。個人によって適した研修プログラムは異なっており、研修の受け方も状況に合わせて選ぶことができます。また、研修時間やコストなどを考慮し、職場内での研修や職場外での研修、外部に委託する研修などうまく併用・活用することが大切です。
この記事では、社員研修について種類や特徴について解説するとともに、それぞれの効果や対象となる人などについても説明していきます。


目次[非表示]

  1. 社員研修とは?
    1. OJT
    2. OFF JT
  2. OFF JTの種類 
    1. ロールプレイング
    2. グループワーク
    3. ケーススタディ
    4. レクリエーション
    5. オンライン研修
    6. 座学・講義
    7. eラーニング
  3. まとめ


社員研修とは?

社員研修とは、業務遂行において必要な知識やスキルなど能力を身につけるための研修です。社員研修を行うことで、社員個人の能力が向上し業務の成果が上がる、効率的になるといった効果が見込めます。
社員研修には、大きく分けてOJTとOFF JTの2種類があります。この2つの違いについて解説します。


OJT

OJTとは、「On the Job Training」の略で、「職場内研修」とも言われています。上司・先輩にあたる人が部下・後輩に対して、仕事を通じて仕事に必要な知識・技術・技能・態度などさまざまな指導教育を行います。具体的な仕事を通して学ぶので、実際の業務に即したスキルや知識などを働きながら身につけることができます


OFF JT

OFF JTとは、「OFF the Job Training」の略で、「職場外研修」とも言われています。対象者を集めて行う集合研修や座学研修などがOFF JTに当てはまります。一同に研修を行うことができるため、効率が上がります。また、OFF JTは社内で実施する場合と外部の機関などを利用して研修をする場合があります。


OFF JTの種類 

OFF JTによる研修は、座学研修や集合研修などの対面の研修だけでなく、オンラインやeラーニングなどさまざまな方法があります。ここでは、OFF JTの種類について説明します。



ロールプレイング


【特徴】

・現場や実際の状況を想定して、例えば、店員やお客様といった役割を決めて演じながら座学での知識をアウトプットする

【効果】

・実践的なスキルを身につけることができる

・研修の中で自分の課題や癖などが見つかる

・成功体験を積めるため自信がつく

【実施時の注意点】

・練習であるため緊張感が得られない

・私語が多くなりやすい


グループワーク


【特徴】

・数人がグループになって課題などに対して協力して取り組む
・グループ内のバックグラウンドが異なる多様な人と意見を交わし、課題解決のため協力する

【効果】

・主体性や協調性が身につく
・さまざまな考えや視点に気づくことができる

【実施時の注意点】

・私語などが生まれやすい
・発言者が一部の人だけになることがある
・タイムスケジュールを管理しないと長引くことがある


ケーススタディ


【特徴】

・事例に対して課題を見つけ、分析し解決などのアイデアを考える
・実際に企業で起こった事例を含む多くのケースに対して研修が可能

【効果】

・課題発見力、分析力、課題解決力などのリスク回避能力を身につけることができる
・実践的なスキルを身につけることができる
・実際の事例を疑似体験でき、業務に活かすことができる

【実施時の注意点】

・代表的な事例から始める
・研修を受ける人に関連した事例を用いる


レクリエーション


【特徴】

・長時間の座学講義などによる研修で、疲れが出てきた頃に行うと疲労回復になる
・新入社員など初回研修の時に行うと緊張緩和になる
・コミュニケーションが図れるため、多くの目的で行われる

【効果】

・職場内における人間関係の構築が可能
・積極性・協調性やコミュニケーション力が身につく

【実施時の注意点】

・勝ち負けがあるような場合は、傷つく人が出る・ゲームに熱くなってトラブルが生じるなどの可能性がある


オンライン研修


【特徴】

・Web会議システムを用いてPCで行うため、どこにいても参加できる
・講義やグループワークなどさまざまな研修方式に対応可能であり、ディスカッションやチャットによる質問も可能

【効果】

・対面では聞きにくいこともチャットで気軽に質問できるため理解が深まる
・どこにいても参加できるため、参加しやすくなり任意の研修では参加者数が増える可能性がある

・研修会場予約などの手間やコストが削減する

【実施時の注意点】

・実践を伴う研修が難しい
・相手の表情がわかりにくいため、理解しているか確認しにくい


座学・講義


【特徴】

・講師によって行われるが、講師の人は、社内の人だけでなく外部の人を呼ぶことがある
・大人数を一同に研修する

【効果】

・多くの知識や情報を得ることができる
・詳しいことを知っているプロから知識や経験を学ぶことができる

【実施時の注意点】

・受動的な研修であるためアウトプットができない
・座学・講義が長時間になる場合、休憩を入れないと集中力が低下しやすい
・参加者個人ごとの理解度がわかりにくい


eラーニング


【特徴】

・場所だけでなく、時間も問わずさまざまな状況で研修を受けることができ、何度でも見直すことが可能

【効果】

・巻き戻しや後日の見直しが可能であるため、理解度が高まる
・印刷代や会場レンタル料、交通費などのコスト削減が可能

【実施時の注意点】

・モチベーションの低下
・実践を伴う研修が難しい
・質問が難しい


まとめ

社員研修には大きく分けて、職場内で実際の業務を通して研修を行うOJTと職場外で行うOFF JTがあります。OFF JTには、さまざまな研修方法があり、状況や研修の内容に合わせて選ぶことができます。研修効率や教育効果、経済面などを考慮してOFF JTの研修方法を併用するとともに、OJTとOFF JTをバランス良く行うことでより良い研修を行いましょう。


▼ 関連資料


参考文献

厚生労働省「平成24年版 厚生労働白書 第2節 能力開発の現状と課題」

▼トライ@resource人材サービスラインナップ

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