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今さら聞けないCBT試験とは? 導入のメリット・デメリットや注意点について解説

近年の生活様式の変化によってオンライン面接やオンライン会議、リモートワークなどさまざまなことのオンライン化やITを活用した変革が進められる中、試験においても紙ではなくパソコンを使用した方式が活用されはじめました。特に、オンラインで行う試験の一つであるCBT試験は、検定試験や資格試験、社内試験などさまざまなシーンにおいて使用されています。
本記事では、CBT試験 とはどのようなものなのか、CBT試験とその他の似ている試験(IBT試験、PBT)の違いや導入方法、オンライン化に向いている試験の種類などについてご紹介します。


目次[非表示]

  1. CBT試験とは?
    1. IBTやPBTとの違い
    2. 【試験主催者】CBT試験を実施するメリット・デメリット
    3. 【受験者】CBT試験を受験するメリット・デメリット
  2. 導入方法
    1. CBT試験導入時における注意点
  3. CBT試験に適した試験とは?
    1. CBT試験に向いている試験
    2. CBT試験に向いていない試験
  4. まとめ


CBT試験とは?

CBT試験とは、「Computer Based Testing」の略で試験会場のパソコンを使用して行う試験方式のことで、パソコン画面に表示された問題に対して、マウスやキーボードを用いて回答を入力するものです。主に全国にある試験会場(テストセンター)に行き、試験会場にあるパソコンを用いて試験を受けます。受験者は本人確認などを行った後に試験官による監視のもと試験を受けるため、替え玉受験やカンニング等の不正行為をしにくい点が特徴です。


IBTやPBTとの違い

IBTは「Internet Based Testing」の略で、時間帯や場所を問わずにインターネット環境とパソコンがあれば受けられる試験方式のこと。PBTは、「Paper Based Testing」の略で、決められた時間に試験会場へ行き、会場で配布された問題用紙や回答用紙を使用して受験者が一斉に解き始める試験方式のことを指します。

CBTとIBT、PBTでは以下の表のように、試験問題の表示方法や回答の仕方、試験を受ける場所・時間、試験の際に使用するものなどが異なっています。従来はPBT試験が一般的でしたが、近年では都合が良い時間に受験可能なCBT試験やIBT試験が増加しつつあります。また、感染症の流行によって試験会場に行かず自宅で受験可能なIBT試験への注目も高まりました。

試験方式
使用するもの
試験場所
試験時間

CBT

Computer BasedTesting

テストセンターの

パソコン

試験会場

受験予約を
した時間

IBT

Internet Based Testing

自分のパソコン
どこでも
いつでも

PBT

Paper Based Testing

会場配布の紙

(問題用紙・回答用紙)

試験会場

決められた
時間


【試験主催者】CBT試験を実施するメリット・デメリット

CBT試験を活用する試験主催者側のメリット・デメリットは以下のことが挙げられます。

【メリット】
・テストセンターで実施するため、会場・運営スタッフの手配が不要
・人ではなく機械が採点するため、採点ミスが軽減
・問題用紙や回答用紙の印刷・運搬・配布などが不要で手間やコストが削減できる
・事前に登録した問題から受験者ごとにランダムに問題を表示できるため、カンニング等の不正行為を防ぎやすい

【デメリット】
・パソコン操作に不慣れな人には浸透しづらい
・パソコンやインターネット環境によっては障害が生じ、試験に支障をきたす場合がある


【受験者】CBT試験を受験するメリット・デメリット

CBT試験を活用する受験者側のメリット・デメリットは以下のことが挙げられます。

【メリット】
・全国にテストセンターがあるため受験しやすい
・自分の予定に合わせて受験する日程や時間帯を決められる
・受験結果がすぐにわかる

【デメリット】
・パソコン操作に慣れていないと時間がかかる
・通信エラーなどが生じた場合、集中力が途切れてしまう
・テストセンターまで行かなければいけない


導入方法

CBT試験を取り入れるには、CBT試験を取り扱っている会社に連絡をし、問題数や試験時間、出題形式など試験仕様の提示と試験問題の登録修正などが必要になります。登録する試験問題数は、株式会社CBT-Solutionsによると 出題する試験問題数の約3倍とされています。導入の大まかな流れは以下のようになっています。


CBT試験導入時における注意点

導入における注意点として以下のことが挙げられます。

・WEB上で申し込みや受験予約を行うため、受験対象者の年齢などを確認し、

 インターネットに慣れているか確認する
・CBT導入で削減されるコスト(人件費や印刷代など)と新たにかかるコストを比較する
・注文・契約から試験実施には2~3ヶ月かかる


CBT試験に適した試験とは?

CBT試験に向いている試験

CBT試験に向いている試験は、以下の試験が挙げられます。

・今まで筆記で行われていた資格・検定試験や適性検査、社内試験など
・不正行為が難しい(本人確認が厳格・ランダムで出題)ため、公平性や厳密性が
 求められる試験

CBT試験に向いていない試験

CBT試験に向いていない試験は、以下の試験が挙げられます。

・全員同じ問題を解く必要がある試験(入学試験など)
・筆記で行われない面接試験や実技試験
・人が正解を判断する記述式のテスト


まとめ

近年のデジタル化により試験方式の多様化に加え、感染症の流行によってますます試験のオンライン化が進行しています。CBT試験は、オンライン要素を取り入れつつ試験会場で行うため、PBT試験とIBT試験の中間にある試験です。不正行為への対策やコスト・労力の削減などが可能になりますが、本記事で紹介したようにCBT試験に向いている試験・向いていない試験があるため実施予定の試験をCBT形式で実施しても問題がないかを確認しましょう。また、受験者の主な年齢層などを考えパソコン操作が可能であるかなども考慮しましょう。


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